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とてもキレイなホームページのサロンがあるので気になっていた。写真が美しく、ラグジュアリー感が漂うサロンの様子を伝えている。これは一度行ってみなければと思っていたのです。
JR船橋駅南口から約3分。一本の路地を入ったところにある「熱帯雨林」という名のサロンだ。雑居ビルにあるサロンだが、同ビル内や近隣には風俗店もあり、夜には他店の客引きも出没するようでちょっと入りにくい。でもそんな時、電話すればサロンのママさん(美人です!)がエスコートしてくれるという。
ドアを開けるとまず目に入るのが、バリやプーケットのようなビーチリゾートを思わせる受付。かなりイイ雰囲気。ゆったりとした空間に観葉植物やウッディフロアに調度品…。HPに写真が満載なので、じっくりと見てほしい。そして、すぐに気づいたのが「お香」。そのやさしい香り(ヒノキだそうだ)が癒しを誘う。同店のスタッフは全員中国人だそうだが、徹底してリゾート空間を演出していて、好印象です。
受付でコースの説明を受ける。「一番のおすすめは?」と聞くと、リンパオイルコースかアカスリコースだそうで、リンパオイルに決める。90分13,000円+500円(タオル代)。タオル代が必要なのは今どきちょっと珍しいか。(ちなみに、金・土・日はオールタイム1,000円引きだそうで、これはありがたい。)
ラベンダー、ユーカリ、ペパーミント、無香料の中から、ペパーミントのアロマをチョイス。そして担当セラピスト“リサさん”とご対面。168cmと背が高くキリっとした美人さん。部屋に案内されると、「あ、こんな感じか…」と思う。隣室とはカーテンの仕切りのみでちょっと狭い。ただ、商業地域や女性向けサロンに多いタイプで、ノープロブレムである。ここも間接照明や雰囲気もリゾートの統一感があって好ましい。
ここで脱衣し、腰にタオルを巻いてシャワーへ。このシャワールームがアカスリのルームと兼用で、シャワーベッドがデンとひかえる。あ、な〜るほど。
シャワーから戻り、うつ伏せで施術の開始。まずはタオル越しにほぐしから。「とくにツライところは?」と聞かれ、「背中にハリを感じるので、そこと腰を中心にお願いします」とリクエスト。ちなみにリサさん、日本語が堪能でコミュニケーションにまったく問題はない。
軽く背中と腰をほぐして、指圧に移行。そのファーストタッチでピンときた、『この娘、ウマイわ』。なんと表現すればいいか…、とにかく最初のスッと背中を押した手指の感触とタッチの強さが、ビタっとフィットしたというか…。背中のあと腰に移る。この時、「腰だいぶ疲れてるでしょ」と言われる。ファーストタッチでバレたようだ。こういうセラピストとの僥倖の出会いがエステ通いの醍醐味でもあったりする。
そのマッサージは実に念入りで、背中をケアしたあとに腰、肩そして背中にと同じ個所を何度も繰り返しケアしてくれる。ポジションも、私の横に来たり頭側に回ったり、足の間に移動したりとよく動く。時どき「前腕」を使うなど、かなりなスキル。そして何より良かったのがタッチ。力強いのだ。もちろん「強さは大丈夫ですか?」とタイミング良く声をかけてくれる。それも、こちらの反応をキチンと確かめながらだ。確かに時どき、声には出さず『ツっ!』と身体が反応してしまう時があるが、それは「痛いから止めて」ではなく、「痛いけど気持ちもいいので止めないで」なのである。痛い時は「痛いよぉ」とはっきり言っちゃいます。
そしてオイルトリートメント。そういえば、ここまで足(太ももやふくらはぎ)のケアがなかった。背中と腰を、とお願いしたからか、ちょっと残念。……うつ伏せのままでオイルを塗る。これもタッチはしっかりの強さとストロークで、指圧と同様に@背中〜A肩〜B腰〜@〜B〜@〜Aなどと、まんべんなく何度も。そしてわき腹や肩から肩甲骨などのリンパがこれまた丹念。じっくり、ゆっくりなのである。
不覚にも強烈な睡魔に襲われた。最近、レビューが頭から離れないので眠気をもよおしたことがない。気持ち良くて「あ〜、レビューがなければ寝ちゃうな〜」と思ったことは何度もあるが、このリサさんのトリートメントは、睡魔との戦いだった。うん、スゴ腕である。
ここで、背中のオイルを拭きとる“蒸しタオル”の登場。洗面器いっぱい(5〜6枚はあるか?)のタオルで丁寧にオイルを拭き取る。その時にも軽く圧を加えるので、ボディケアの一部となっている。
「パウダーは大丈夫ですか?」
そう、パウダーマッサージもメニュー内なのだ。ペパーミントのアロマに比べて香りが強いのと、あの“サワサワ”が苦手で敬遠する人も多いが、自分は匂いもヘイッチャラ、サワサワも……もちろんOK。
パウダーが終わり、オイルトリートメントを再開…。え!?またオイル?
今度は足へのトリートメントだ。良かった!太ももやふくらはぎを丁寧に、同じタッチでトリートメント。そしてリンパ。足の付け根=鼠径部のリンパトリートメントである。十分に満足のいく内容。これが、またまた入念でタップリ時間をかけてくれた。
このリンパで『現実が忘却の彼方へ』行ってしまった(笑)。そう、記憶回路がブッ飛んでしまい、全体のケアの順番も忘れてしまった。こんなことは近ごろなかったことだ。う〜んスゴイ!!
「お疲れさまでした。またタオル持ってきますね」
先ほどと同じくらいの蒸しタオルで身体を拭いてくれる。あれれ、こんなに丁寧に拭いてくれるってことは、最後のシャワーはないのかな?と思ったら、ちゃんと使えるそうだ。やはり、蒸しタオルはメニューの一種なのだ。これならタオル代の500円も納得である。
※「熱帯雨林」は閉店となりました。
※レビュー内容は主観的な意見・感想です。サービス内容やマッサージの加減などの感想には個人差がありますので、あくまでも参考としてください。また、取材時と現在の内容(料金など)が変更されている場合がありますので、ご利用の際はサロンHPや電話等でご確認ください。 |