三寒四温というのか、寒い日と暖かい日が入れ換わりだ。朝出かけるときには「今日はコートはいらないな」と思っても、帰り道にスーツの前を合わせて歩くことになる。こんな時期に風邪を引きたくないもので、クシャミが出るとドキッとすると……花粉症だったりする。あぁ〜イライラする…。まさにそんな気分の3月中旬。アロマでスッキリしたくなったので、「どうせなら、若くて綺麗なセラピストに癒してもらおう!」と思いたったが吉日。以前、携帯にブックマークしておいた蕨の密着系「AMBIENT AROMA」へ電話。ワラビと言っても山菜ではなく(あたり前か!)、埼玉の市名である。ちなみに「アンビエント」とは、「包囲した、取り巻く」との意味らしい。
電話で簡単な説明を受けてから、レギュラーコースの予約を入れる。「お待ちしております」と好感のもてる丁寧な対応に、施術での期待も持てる。京浜東北線の蕨駅に着き、東口から東武ストアとりそな銀行の間を歩いて2分弱。駅に近く便利な立地であるが、夜になると居酒屋やキャバクラの呼び込みも多いのかもしれない。エレベーターに乗り目指すサロンに足を踏み入れると、そこは南国バリの空間。受付でコースの確認やオイルを選び料金を支払うと、インドネシアを感じる籐の家具や照明のある待合室へ…。
3〜4分待っていると、「お待たせいたしました」と目の大きな美人のお姉様がタンキニ姿でご登場。昔、“さんまのから騒ぎ”に出ていた岡やんに似ている(マイナーな表現で分かりづらくて申し訳ない)。深々と丁寧なお辞儀で、「杉浦ななと申します」と言われ施術ルームへと案内される。
部屋の中もシックな木目調で落ち着いた感じ。しかもシャワー付きである!各部屋にシャワー完備は珍しい。シャワーを浴びるため、セラピストは一旦退室する。浴びてから紙パンツを着用し待機していると、ノックの後に「失礼しま〜す」と再登場のなな嬢。あらためて彼女を見ると、スタイル抜群で笑顔も美しい。25歳だそうだが艶っぽい表情は大人びている。ストライゾーンのど真ん中、おじ様からの支持をゲットしているのは確実だろう。(ライバル多数!)
仰向けになり、ストレッチから施術がスタート。「あれ〜、思ったよりも硬いですね」と足をたわわな胸に押し付けながらの柔軟。痛、気持ちよし!筋肉痛にも効きそうな力加減に、「マッサージの経験どれくらいあるの?」と問いかける。「一年位ですかね。その前はトリマーでした」との返答に、「もしかして指先が器用だから、手を使った仕事ばかり選んでるの?」と少し犬・ネコと一緒の気分になりながら、聞いてみた。「そうなんです。でも、トリマーの前は水商売で働いていました」。あれまあ、元キャバ嬢さんでしたかぁ。どうりで話がうまいわけだ。彼女との会話が楽しくて、指先の感触を堪能することを忘れている自分に気付く。普段であれば話はそっちのけで、マッサージを楽しんでいる筈なのに…。なな嬢のリラクゼーション・トークテクに陥落気味ではあります。
もちろんストレッチの後はうつ伏せになり、足から背中をアロマオイルで丁寧にトリートメント。そのタッチを心地良く感じながらも…会話が途切れない。膝枕のように太ももに顔を埋めても続いたトーク(笑)。友達関係の話やショッピング、車の話題まで、バラエティ豊かで飽きない内容。中でも休みの日の過ごし方は、圧巻。普段は休みを一切取らずに、まとめて1ヶ月海外へ…みたいな夢のようなバケーションでリフレッシュするんだとか!そんな話で身体だけじゃなく、心のリラクゼーションもたっぷり堪能した。
最終形はべったり抱き合うような密着!全身を委ねられて、お互いの体温を感じ取って…。終わってみれば、アロマの効能で鼻もスッキリ、ココロもほんわか、ストレスは解消されており申し分ない施術であったのは事実。こちらのサロン、お酒の飲めない常連さんも多いのだとか!きっと飲みに行く代わりにサロンに来て、アロマと会話でストレスを解消しようという人も多いのかなと感じた次第。蕨のアンビエントアロマ、あなどれないサロンです!
※「アンビエントアロマ」は閉店となりました。
※レビュー内容は主観的な意見・感想です。サービス内容やマッサージの加減などの感想には個人差がありますので、あくまでも参考としてください。また、取材時と現在の内容(料金など)が変更されている場合がありますので、ご利用の際はサロンHPや電話等でご確認ください。 |