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“クリムゾン”という名を見て、「絶対に行きたい!」と思ったワタシ。プログレ(プログレッシブ・ロック)のキング・クリムゾンを連想したからだ。きっと、プログレ(先進的、前衛的)なサロンに違いない…という前フリは、おっさんじゃないとわからないんだろうなぁ。
さて、久しぶりに都心でのルポだ。麻布十番といえば、浪花家総本店のたい焼きだろ! と、ちょっと早めに行って1つ食べようと思ったのだが、なんと定休日。くぅ〜、ついてない。仕方がないので、というわけでもないが予約10分前にサロンに電話。そう「Crimson Resort Spa麻布」である。あまり早く行くと迷惑なケースもあるが、「どうぞどうぞ」と道案内。オープニング時間だったのが幸いしたか。
駅から近く、目的のマンションにはすぐ到着。エントランスのインタフォンを押すと開錠してくれる。ところが、目的のフロアに行けない…。「What Happened !!!」とオロオロして迷子になった。あせってもう一度電話。すると、エントランスが2つあるという。「早く言ってよ〜」と、ブツクサ言いながら入り直す。
たどり着いた、といった感でサロンに。迎えてくれたのは担当セラピストの北河さん。美人だ! ヘコんでいた気分もすぐに収まった(笑)。ルームもかなり綺麗で、麻布十番の高級マンションに似合いの空間だ。うんうん、好きです、この感じ。そういや北河さんも、この空間にお似合い。
予約していたコースは90分15,000円。サイトには「アロマトリートメント」と「アロマトリートメント・ラグジュアリー」とあるのだが、料金はどちらも一緒。何が違うのかを聞くと、リンパドレナージュ全部か、プラスオプション1つ選べるかの違いらしい。う〜ん、コース別けの意味がない気がする…
とは思ったが、ここはひとつ「おまかせ」としておいた。北河さん、よろしく!
さてシャワーだが、脱衣アシストがある。Yシャツのボタンも外してくれるのでドキッとし、パンイチまでアシストしてくれて、ちょっとテレっ。おまけにシャワー後の背中ふき取りまで。もし別の場所だったら「アリかも?」と思っていたかもしれない。でも値段はこの界隈としてはノーマルの範疇だろう。
ごらんのような脚付きベッドでうつ伏せから。しっかりした圧のほぐしで、いきなりヒジを使う。「北河さん、けっこうベテランでしょ」と言うと「10年くらいかしら」と微笑みながらグイグイと。すると「疲れてますね、吉井さん」との指摘までほぼ30秒。早すぎの診断に思わず笑ってしまった。秒殺だ。
聞くと、多くのスパやサロン、本場バリなどでも修行を積んだそうで、さすが、でございます。
そしてアロマ。香りも選べるのだが、今日は無香料をチョイス。そして脚からトリートメント。やや強めの圧が入りながらのドレナージュタッチ。ふくらはぎ〜太もも〜足うらへと澱みのないストロークをしばし堪能していると、ヒザ曲げストレッチのついでにといった感じで 鼠径、入ります。ただし健全系!
続いて尻トリートメント。細かく素早いタップのようなタッチを織り交ぜる。これレディースの手技ではなかろうか。これを腰にかけてケアしてくれ、超キモチいい。すると今度は、「吉井さん、坐骨神経痛ですもんね」と。質問じゃなく断定だったのでビックリ。その指摘は数年ぶりだった。プロですね!
ケア中の会話も弾む。北河さん、女性っぽい可愛らしいルックスなのだが話し方はシャキシャキしていてテンポ良し。性格は“さっぱり”してるのだろう。HPの粗(あら)を指摘すると、「そうなんですよ〜、急いで作ったもので。どっか間違ってましたぁ?」とか。うん、ヘンな表示多いですよ。「はい、直しま〜す」 …あんまり気にしてない感じ(笑)。いい意味でざっくばらん。ハートフルと言っておく。
ところで北河さんのトリートメントは、オイルの使用量がハンパない。かつてないほどのたっぷりだった。「そうなんですよ。ついつい使っちゃうんです」。ほかのセラピストさんは?「私ほど使う人はいないですね」。安くないオイルだろうに…。北河さん、気前もいい。
そして仰向け。デコルテ+ヘッドからワキ腹のドレナージュ、腕と腸セラピー。もちろん鼠径もしっかり、オイルたっぷりで。それから脚を交差して横向きのポジションに。ここから独特のソレが炸裂する。
その体勢のまま、片手でワキ腹+腸セラ、片手で鼠径の同時トリートメント。これすごくいい。ちゃんとリンパ流しだし、ちゃんとドレナージュしてくれる。はっきり言います、本格的です!
さて、あっという間の90分が終了すると、蒸しタオルでたっぷりのオイルを拭き取ってくれる。そしてそのままアチコチを指圧。おや、これは!? そうクールダウン的なソレ。「コレ、ちゃんとしておかないと」と当然のようにおっしゃる。あの〜、時間オーバーしてない? 「あら、そうかも(笑)」。90じゃ物足りないかな。「120とか180の方がほとんどですね」。メンズさん、良くおわかりで。
ちなみに、所属するセラピストさんたちは皆それぞれオリジナルスキルを持っているとのことで、色々な手技を楽しめるらしい。でも、ワタシはまた北河さんにお願いしようかな、と。
ところで「クリムゾン」の意味はプログレとは無関係。ググってみたら色の名前だった。そう、ちょうど 【CRIMSON】 こんな色だが、名前の由来はまた別だそうだ。気になる人はサロンで聞いてね!
オフィシャルHPはコチラ⇒⇒【Crimson Resort Spa麻布】
※レビュー内容は主観的な意見・感想です。サービス内容やマッサージの加減などの感想には個人差がありますので、あくまでも参考としてください。また、取材時と現在の内容(料金など)が変更されている場合がありますので、ご利用の際はサロンHPや電話等でご確認ください。 |